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香りのコラム

Connect with・・・~イシュタルからのお手紙~女性とバラのただならぬ関係

フェムテック、フェムケアという言葉、もうずいぶん浸透してきたのではないでしょうか。月経や出産、不妊、更年期など女性特有の健康課題をサポートするツールです。

現在さまざまなサービスや商品が開発され一人で我慢せずにみんなで共有し、助け合う「新しい当たり前」をつくるムーブメントにもなっているそうです。女性が働きやすい社会を!素晴らしい取り組みだと思います。

そこでわれらが女王【ローズ】の登場です(笑)

だってこれほどぴったりのテーマはあるでしょうか?オールドローズから採取される精油やローズウォーターには、古くから女性特有(血の道ともいわれる)の不調に用いられていたことはアロマセラピーの世界では常識であり歴史があります。そしてモダンローズの香りの研究の成果では、多くの品種に含まれるジ・メトキシ・メチル・ベンゼン(ティーローズエレメント)によって、鎮静効果、肌再生効果、ストレスホルモンの軽減など恒常性維持機能を保つという結果が得られています。もちろん、お薬のような効き目というものではありませんが緩やかな効果が認められています。

一方バラの香りの持つエネルギーこそが、太古の昔より人がバラに惹きつけられてきた神秘であり、バラの香りが媒体となり、人の深層心理に働きかけ、スイッチの役目となる。目に見えない「気」に作用する。という「至高のバラの香り論」を加えるならば、オールド、モダンひっくるめてバラという存在は無敵です。

先日訪れた「フェムテック東京」という展示会で、興味深いお話を聞くことができました。その方は13年間エステティシャンとして活躍していましたが、3年前にこのフェムケアに特化したデリケートゾーンケアのエステに出会い、現在はこちら一本に絞っているそうです。多くの女性がみるみるうちに変化していくことに感動しているとおっしゃいました。どのように変わっていくのですか?と尋ねると、表情が明るくなり、ヘアスタイルやファッションに気を遣うようになり、何より自信がもてるようになるとのこと。

私はそれを聞いて、なぜ??と思いました。そのマッサージは性的な快感を覚え、満たされる。などというたぐいのものではないのです。もちろん、それも女性にとって大事ではありますが・・・

部位を温めながらのマッサージ、最終的には自信でケアできるように指導するらしいのですが、清潔な状態を保ち、血行を良くし、潤いを与え、弾力を蘇らせる、そんなケアだそうです。お顔のお手入れと同じですね。そうして自分をケアにすることによって、何とかというホルモンが活発になりその結果、意欲的・活動的になり、内側から輝いてくる。らしいのです。施術の間は人に言えない悩みなども話すことになる。サロンにいらっしゃるお客様との距離感は一気に縮まるわけです。当然と言えば当然ですよ、だっていきなり自分の一番中心部分をわしづかみにされる感覚。秘密の扉が開かれるのですから。

素晴らしいお仕事ですね!と申し上げました。

私の仕事もある意味似ているのです。お客様の多くは女性。年代は異なっても各々何かしら不安や悩みをお持ちです。特に同年代の更年期世代の方とは、分かり合える(笑)私はお医者ではありません。しかしその揺らぎを共有、共感することはできます。そのうえでこのバラの香りの持つ神秘や魅力をお話します。

私は器となり、バラのエネルギーをお渡しするだけです。その結果、なんか元気になりました!今日は本当に来て良かったです!などというご褒美のことばをいただきます。

しかしお客様との距離感を縮めるスピードたるや、あのエステには遠く及ばないな・・・エステティシャン目指そうかな・・・などと思った一日でございました(笑)